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つなげたい生命

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ミッション

絶滅危惧種に分類されているウミガメの有数な産卵地である
   奄美大島での、産卵・孵化・脱出の調査。


   自然の中で一匹でも多く海へ還すための保全活動。


   地球温暖化と共に進む砂中温度の調査を行い、性別の偏りを調査。

NPO法人ゆいむすび実行委員会
理事  髙瀬 可南子

 5年前の5月に奄美大島に旅行で来て、奄美の自然・海の透明度・美しさ・サンゴ礁と魚・そして野生のウミガメを見てとても感動しました。


「ここに住みたい」とおぼろげに思いました。
 

 その年の6月に線維筋痛症という難病してされてない難病と言われる病気を診断されました。脳の誤作動で、全身の骨・筋肉・皮膚 痛覚全てに痛みを起こす病気で、日常生活に支障があり、寝ることも出来ず、心を病む人が多い病気でもあります。
 

 療養を兼ね、奄美大島で毎日ウミガメに癒されながら長期滞在する中で、症状は改善しとても元気になりました。


 改善することが難しい病気で、元気になれたのはウミガメのお陰と思っているので、ウミガメの為に何か出来なかと考え、保全活動を行うことに決めました。


 沖縄で長く保全活動している師匠の下で学び、奄美大島で縁がありゆいむすびさん達と出会い、ウミガメ保全活動を大きく出来るようになっている事にとても感謝しています。


 次世代の子たちにも、ウミガメの可愛らしさ、産卵・脱出時の感動が自然のあるがままの形で残っていくようにと願い、またウミガメに恩返しが出来るように活動を頑張りたいと思っています。

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活動概要

調査内容:産卵個数の調査
肢後の肢幅を計測
産卵場所の深さの調査
海に還る際の補助活動
孵化率の調査
砂中温度の調査

調査目的:孵化率の確認
肢幅の計測と、産卵日を確認することで、個体での産卵回数等を調べる
産卵場所の深さによる砂中温度の確認・孵化率への影響を調査


PIP死の減少の為の保全活動

(孵化後砂中に残ってる子亀の死亡率が高いので、一斉に海に還った後巣穴を掘り起こし一匹でも多く海に還す作業)


各巣穴の孵化率を調べ記録し、その年の気候等を確認しながら環境との影響を調査する


孵化時期の巣穴深さの砂中温度を計測することにより性別の偏り具合を調査する

活動エリア:奄美大島北部
研修先期間:屋久島自然保護官事務所(2023年11月予定)
      名古屋水族館(2023年11月予定)

      沖縄 黒島センター(2023年3月予定)

​      鹿児島大学 ウミガメ研究会(2023年5月)

ウミガメ類は世界中の暖海に生息する爬虫類で、現生では7種が生息しています。

日本には、アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイ、ヒメウミガメ、オサガメが生息し、そのうち前の3種は日本の砂浜で産卵します。
特に、アカウミガメにとっては、我が国は北太平洋で唯一の産卵地であり、その存続に大きな責任を負う立場にあります。

ウミガメ類は、IUCNのレッドリストや環境省のレッドデータブックにも掲載され、絶滅が危惧されています。その一方で、べっ甲細工の材料としてのタイマイの甲の輸入や漁業による偶発的捕獲など、国際的な問題として日本の取り組みが求められる動物でもあります。(引用元:日本ウミガメ協議会 会長 亀崎直樹) 

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