11月13日 節田海岸
環境省 沖縄奄美自然環境事務所と、奄美自然環境研究会 会長 常田守さんと監修の元、
モクマオウの幼木駆除活動を実施しました。
KKB 鹿児島放送 https://youtu.be/5kOmtfaYMfk
モクマオウは防風林して海岸沿いに植林された外来種ですが、管理をせずに放置していると
その種が周辺に侵食し、海岸をどんどん林にしていきます。
つまり、このまま管理せず放置していると、極論ですが奄美の砂浜がなくなるということです。
奄美各所の海岸でこうしたモクマオウの侵食が確認されますが、今回は集落の長谷川区長様のご理解とご協力を得て、節田海岸にて奄美初のモクマオウ駆除活動を実施することが叶いました。
モクマオウ駆除活動の実施に当たって、大島支庁の関係課および、奄美市の許可を得ましたが、ご注意いただきたいのは保安林のモクマオウには手を出してはいけないという事です。
保安林区画以上に、種が飛散し砂浜を侵食しているモクマオウ駆除活動については許可を得ることができました。
しかしながら、本当は奄美の元々の自然の姿に戻していきたいというのが、私たちの気持ちでもあります。
本当に防風林としてモクマオウが必要なのか?
本来生息していた奄美のアダンではだめなのか?
という議論や研究を進めていければ理想だと思います。
奄美自然環境研究会 会長 常田守さんは、
「奄美大島の貴重な自然を活かすためにも、保護しないといけない。今回の駆除活動の意義は大きい」
とコメントを頂きました。
子ども達も楽しみながらモクマオウ駆除に取り組んでくれました。
このモクマオウの幼木が引き抜けた瞬間の感触、実はストレス解消になるほど気持ちが良いです。
この上の写真が、砂浜をどんどん侵食中のモクマオウの幼木の様子です。
とても分かりやすく砂浜を侵食していっているのが分かります。
ゆいむすび実行委員会では、これからも海岸の環境保全活動として、ビーチクリーンや外来種駆除活動を継続していきます。
観光でお越しになられた方々からのお問い合わせも増えており、一緒に奄美大島の環境保全活動に取り組みたい、イベントに参加したいとお声を頂き、ご参加頂いています。
こうした活動では、マンパワーが必要不可欠です。
ぜひ皆様のお力添えをお願い申し上げます。
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